豊橋鉄道市内線への入線に際しては、赤岩口の工場でワンマン運転用機器の増設など、最小限の改造を行い、塗装も岐阜時代のままで2005年8月に営業運転を開始しました。現在では「パト電車」としてパトカーを模した塗装になって交通安全の啓蒙に従事しております。
残念なのは、名鉄岐阜市内線の廃線ですね。マイカーの普及はもちろんのこと、安全地帯を作れずに道路で直接乗り降りするような停留所が残ったりと、いろいろと難しい面があったようです。昭和30年代に廃止になった支線を維持できていたら、別の展開もみられたとも思われます。
写真の801号は2000年6月に日本車両で名鉄岐阜市内線801号として完成したものです。上記のように、2005年8月に豊橋鉄道市内線で再デビューしましたが、車番はもとのままです。またT1000形の導入にも影響を与えたといわれております。
【撮影:佐野次郎 2013.4.15 東田ー競輪場前間】