2013/04/17

豊橋鉄道モ780形〈モ784〉

1992年に豊橋鉄道市内線を訪問した際の主力車両は、もと名古屋市電1400形のモ3100形で、8両が在籍しておりました。冷房改造こそされておりましたが、車内はむかしの市電そのもので、堂々の吊り掛けサウンドを響かせて走っておりました。
2005年に名古屋鉄道岐阜市内線の全線廃止に伴い、モ800形1両とともに、モ780形7両を譲り受け、一挙に車両の近代化を図りました。豊橋鉄道市内線としては初めてのVVVF制御の高性能車となりました。
もともとモ780形は、名鉄が路面電車の復権と新技術導入による効率化を目指して、岐阜市内線・揖斐線直通用として、1997年と98年に導入した電車でした。
写真のモ784号は、1997年4月に日本車両で完成したものです。豊橋市内線への入線に際して、赤岩口工場で、連結器の撤去やワンマン機器の増設等の改造を行いました。車番は名鉄時代と同じです。同日に撮影した同形車の写真を以下に掲げます。
【撮影:佐野次郎 2013.4.15 井原ー赤岩口間】

モ781 1997.4 日本車両 井原ー競輪場前間
モ782 1997.4 日本車両 井原ー赤岩口間
モ785 1998.4 日本車両 前畑ー東田坂上間
モ786 1998.4 日本車両 赤岩口工場〈敷地外から撮影〉
モ787 1998.4 日本車両 東田坂上ー東田間