2013/05/06

広島電鉄5100形〈5105ACEDB〉

近年、日本でも都市活性化の手段として従来の路面電車の概念を超えたLRTが注目されております。ローカル線を活用した富山ライトレールは素晴らしい成功例だと思います。広島ではグリーンムーバーこと、5000形を導入しました。
5000形はドイツ製の先進的な電車ですが、空調設備の広島での能力不足や座席が少し少ないこと、部品調達が国産車に比べると円滑でないこと、などの問題があり、12編成導入したあとは純国産の5100形に増備が継承されました。
5100形は、5000形と同様の5車体連節車ですが、座席数の増加や通路幅の拡大、運転操作性やメンテナンス性の向上などを図った改良型で、グリーンムーバー・マックスの愛称をつけています。近畿車輛・三菱重工業・東洋電機・広島電鉄が共同開発したものです。
写真の5105ACEDBは、2007年1月に近畿車輛・三菱重工業・東洋電機が共同で製造したものです。5100形は、2004年から2008年にかけて10編成が製造され、軌道線を中心に運行されています。
【撮影:佐野次郎 2013.4.22 猿候橋町ー的場町間】