広島電鉄700形は、701~707までが、2次に渡って吊り掛け駆動で製造されました。3次車に相当する711~714はカルダン駆動で製造され、完全新車となりました。同時期に製造された宮島線直通用の連節車3700形に近い電車になったというわけですね。
鉄道とバスの中間に相当する中量輸送機関として、モノレールや新交通システムが日本ではかなり導入されましたが、フォーマットとしては路面電車の発展型であるLRTも決して悪くはないと思いますが、日本ではそれほど導入が進みませんね。
広島電鉄を見ていると路面電車~LRTのポテンシャルの高さをまざまざと感じます。もっとも広島電鉄の企業努力のたまものでありますが。ちなみに公営でも熊本や鹿児島など上手に活用している都市はあります。京都市電などはほんとうに残念だと思います。
写真の711は、1985年7月にアルナ工機で完成したものです。700形の増備は3次車で終了し、以下の増備は800形に継承されました。