広島電鉄800形は、700形に続いて導入された電車で、1983年から96年にかけて14両が製造されました。2次車までは再生部品を用いて製造された700形電車とは異なり、当初から完全新車として製造されました。
車体は700形とほとんど同じですが、製造年次に応じて細かな差異があります。同時期に製造された連節車と似通った変化があるのが、興味深いところです。しかしながら、普通に利用している方のほとんどが無関心でしょうねえ。
主回路は電機子チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを装備している省エネ電車です。台車はシェブロン式コイルばね台車を採用しております。走行機器に関しては。製造年次に関わらず、基本的な構成は共通です。
写真の803は、1987年3月にアルナ工機で完成したもので800形の2次車に相当します。3800形の前期形に準じたスタイルに変更され、1次車とはスタイルに相違があります。800形は白島線を除く市内線全線で使用されています。