2013/05/15

205系〈ハエ23編成〉

埼京線は、1985年9月に池袋ー大宮間で開業し、川越線川越までの直通運転を開始しました。翌1986年3月には山手貨物線を利用して、新宿まで延伸されました。この頃の使用車両は、山手線から転用したウグイス色の103系電車でした。
103系の置き換え用として、1989年から90年にかけて、3次に分けて205系電車250両〈10両編成25本〉が投入されました。保安装置は埼京線用ATCと川越線用ATS-Sの併設、運転席にモニタ装置のの導入、主電動機の冷却ファンをケース内部に収めた内扇形に変更、主抵抗器を小型化し3箱化するなどの変更が行われました。
山手線のウグイス色をそのまま利用した103系とは異なり、205系では緑15号のラインカラーを採用しました。このラインカラーは後継となるE233系7000番台にもそのまま継承されます。
写真のハエ23編成は、1990年11月に川崎重工で完成したものです。新製後も山手線から転用した6扉車を2両編成に組み込んだり、方向幕をLED化したりと細かな変化が見られます。今後E233系7000番台への置き換えが進むにつれ、撮影も賑わいそうですね。

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