2013/05/19

広島電鉄700形〈701〉

広島電鉄700形は、1982年から85年にかけて11両が製作された市内線としては、久々の新製車です。デザイン的には1980年に宮島線直通系統に試験的に投入された3500形「軽快電車」の流れを組むものです。
全長13メートルの大型車体に、ワイドな正面1枚窓と1200mm幅の両開き式の中央扉を持っていて、姉妹形式ともいうべき800形とともに、新しい「ひろでん」のスタイルを確立した形式でもあります。
冷房装備で車内も明るく、サービス改善にも大きく貢献したのではないでしょうか?ワンマン運転を基本としながらも、ラッシュ時には車掌の乗務もできるようになっております。
写真の701号は1982年6月にアルナ工機で完成したもので、700形の1次車に相当します。モーターは発生品を流用したため、吊り掛け駆動になっています。
【撮影:佐野次郎 2013.4.22 的場町ー猿候橋町間】
702 2013.4.23 猿候橋町ー的場町間
704 2013.4.23 原爆ドーム前ー紙屋町西間