2017/05/27

相模鉄道8000系(8712F)

相模鉄道8000系電車は、「21世紀に向けた新形車両」として設計されたもので、1990年から99年にかけて130両(10両編成13本)が製造されました。主に6000系の置換えと輸送力増強に充当されました。
車体はアルミ合金製の20m4扉で、裾絞りの車体幅2.930mmとして客室スペースを広くとっています。裾絞りの車体はJR東日本の主力車両であるE231系・E233系も同様ですが、1990年時点で導入した相鉄がより進んでいたといえるでしょう。
主回路はGTOサイリスタを使用したVVVFインバータ制御で、7000系のVVVFインバータ制御車よりも10両編成あたりの主電動機出力を25%増としております。また車両情報制御装置も装備されました。
写真の8712Fは1998年3月に日立製作所で完成したもので、8000系の9次車に相当します。2014年12月に新塗装への塗り替えが行われましたが、8712Fが最後まで旧塗装を維持していた編成となりました。
【撮影:佐野次郎 2017.5.14 西谷ー上星川間】

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