前照灯が角型になり、1000形・1100形とは少しだけ印象が異なります。また吊り掛け駆動を採用した最後の新造車両でもあります。江ノ電では急曲線が多くあり、当時は吊り掛け駆動を採用せざるを得なかったのであります。
江ノ電での新型車輛とはいっても、1000形の新製は1979年ですから38年走っていることになります。リニューアル工事を実施して、菱形パンタがシングルアーム式になったり、塗装も当初よりは濃いグリーンを基調としたものに変更されています。
1000形・1100形・1200形は首都圏では希少な吊り掛け駆動の電車ということになりますが、今後は駆動装置を更新して継続使用されるのか、新車両に置き換えられるのか気になるところであります。
【撮影:佐野次郎 1992.3.20 江ノ島駅】