2017/05/17

荒川線8500形(8504号)

都電荒川線には、ちょくちょく撮影に出かけてはおりますが、多数派だった7000形・7500形の更新車が姿を消し、7700形・8800形・8900形が主力になったことで、新しい時代に入ったという印象があります。
なかでも少数派ながら、今後も活躍を続けるのが8500形ですね。大きな窓やVVVFインバータ制御は、約20年後に登場した8800形の基本になっていることがよくわかります。時代の先を行っていた電車だということもいえるわけです。
1990年に8501号が登場してから25年以上経過していますので、方向幕がLEDとなり、集電装置がシングルアーム式になったりと変化が見られます。機器に関しても、8800形に合わせて更新されているそうです。
写真の8504号は、1993年4月にアルナ工機で完成したもので、8500形の3次車に相当します。3次車の仕様は2次車に準じたものです。その後の増備も計画されていたようですが、8500形の増備は3次車で終了し、5両の小所帯になっています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.5 荒川車庫前ー荒川遊園前間】

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