2019/06/22

相模鉄道10000系(10702F)

相模鉄道10000系電車は、2002年から2006年にかけて70両〈10両編成3本・8両編成5本〉が製造され、2100系・5000系・6000系を置換えました。10000系はライフサイクルコストの低減と環境への配慮を目的として導入された電車です。
JR東日本のE231系をベースとして、前面デザインや内装に相鉄オリジナルの要素を取り入れた電車だということができます。E231系はTIMSという新たな列車情報管理装置を採用して、メンテナンスフリー化やコストダウンを推進した電車です。
相鉄が通勤電車としては豪華な8000系・9000系の二本立てから、標準化志向の10000系に大きく方向転換したのは、輸送需要の増加傾向が微減に転じたためです。現在都心ルートの整備により、再び12000系・20000系の二本立てに転換しているのが興味深いです。
写真の10702Fは2002年3月に東急車輛とJR東日本新津車両製作所で完成したもので、10000系の1次車に相当します。10000系の1次車20両の投入により、2100系10両と6000系10両が廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 2019.6.12 西谷ー上星川間】

過去の記事から
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相模鉄道10000系〈10707F〉
相模鉄道10000系(10708F)