大阪環状線の弁天町駅に隣接している交通科学博物館は、1961年4月の大阪環状線全線開通を記念して、1962年1月に開館しました。1993年と2002年には大規模なリニューアルを行い、屋外の展示車両には屋根が設けられました。
京都にできる新しい博物館ですが、C62形が3両になったり、D51形の1.2号機が続き番号となったり、保存車両の重複が気になるところです、できれば廃棄処分することなく、後世まで大事に保存してほしいものです。
写真の230形233号ですが、1904年に汽車製造で完成したものです。230形は民間会社による国産蒸気機関車の第1号という記念すべき形式です。1902年から1909年にかけて41両が製造され、官営鉄道・北越鉄道・北海道鉄道に納入されました。
【撮影:佐野次郎 1992.1.14】