みなとみらい線が開通したのは2004年ですが、当時は8590系や8000系もみなとみらい線・東横線を走っていました。比較的新しい9000系や8590系は別として、8000系は「歌舞伎顔」と呼ばれる赤黒の帯を巻いた更新車が多く走っておりました。
東急ではできる限り長く電車を使う方針だったのです。しかし、省エネ・バリアフリーなどの社会的要請や交換用部品調達の問題と、技術革新や標準化の進展によるコストダウンを踏まえて新車製造へと舵を切りました。こうして2002年に登場したのが田園都市線用の5000系電車ですね。
写真の5105Fは2003年2月に東急車輌で完成したもので5000系の2次車に相当します。現在では編成中に3両の6扉車を組み込んでおります。「花と神社」めぐりのヘッドマークを掲示して東武線内を走る姿を撮影しました。
【撮影:佐野次郎 2012.11.4 せんげん台ー大袋間】