私は小田急線を撮影するときには、百合ヶ丘駅を降りて少し歩いた線路沿いや、読売ランド前駅を降りてここもまた少し歩いた線路沿いで主に撮影しておりました。それはロマンスカーを筆頭にバラエティあふれる車両が高頻度でやってくるからでした。
中でも1時間に数本やってくる東京メトロ千代田線の車両の撮影を楽しみにしておりました。ほとんどは大ベテランの6000系でしたが、徐々に新鋭の16000系が増えてくるのも楽しみの一つでした。
長年にわたる小田急線の複々線化がようやく完成した2018年3月のダイヤ改正で、千代田線直通列車は、成城学園前・向ヶ丘遊園までの準急・各停が基本となり、多摩急行がなくなりましたので、百合ヶ丘や読売ランド前では簡単に撮影できなくなりました。
写真の16127Fは、日立製作所笠戸工場で完成したものです。16101F~16105Fまでは貫通路を中央に配置していましたが、運転士の右側の前方視界を改善するために16106F以降は6000系同様に左寄りに変更されています。