2009/06/21

横浜市電1007号

 横浜市電1000形は、500形と同時期に20両が製造された大型の電車である。モーターの出力が小さいため、平坦路線を主な活躍の場としていた。
 現役を退いた姿で横浜市電保存館に収蔵されている。この塗装は、現代の横浜市営バスにも継承されている。
 聞くところによると昨今の不景気を反映して、道路の交通量が減少し、路線バスもほぼ定時運転ができるようになっているらしい。そのため東京都などでも路線バスの乗客が増えているそうだ。
 1000形は昭和45年には現役を退いている。それでも40年近く使用されたわけである。現代の市バスでは考えられない長期にわたる就役である。
【撮影:佐野次郎 2009.6.13横浜市電保存館】