2009/06/21

横浜市電523号

 横浜にも昭和47年まで路面電車が走っていた。横浜市電としては最大の車両基地であった滝頭車庫跡に昭和48年に横浜市電保存館が設けられ、実際に走っていた車両が保存されている。
 滝頭といえば、昭和を代表する歌手である美空ひばりの出身地として知られている。現在でも市バスの車庫が設けられているが、地下鉄は通らない。
 写真の500形は関東大震災からの復興を目的として一挙に60両が製造された単車である。横浜市電は大都市の路面電車としては、遅くまで単車を使用していたことで有名である。500形も昭和44年まで活躍した。
 横浜市電保存館は、JR根岸線の根岸駅から市バスで約10分程の距離にある。入場料は大人でも100円と格安である。横浜市在住の若い家族には、遠くて混んでいる鉄道博物館よりもよほど手軽で満足感を得られる施設のように私は思う。
【撮影:佐野次郎 2009.6.13横浜市電保存館】

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