2009/06/20

横浜市電1510号

 横浜市電1500形は、昭和26年に20両が製造されたもので当時の最新技術を取り入れて、静かで乗り心地がよい上に強力なモーターを持つ電車に仕上がっている。
 東京都電5000形や名古屋市電2000形、大阪市電3000形などの「和製PCCカー」と呼ばれた当時としては高性能の路面電車と同じ系譜に列なる電車である。
 1500形のあとに、1150形というモーターの数を減らした廉価版が22両登場し、横浜市電の顔として市電全廃まで活躍した。
 本牧地区の路線でもかなり活躍していたようである。麦田町付近の理髪店、クリーニング店などの店先に市電の写真が張り出してあるが、1500形がしっかりと映っている。
【撮影:佐野次郎 2009.6.13横浜市電保存館】

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