埼京線は、新木場ー大崎間を結ぶ東京臨海高速鉄道りんかい線と相互乗り入れを行っている。1996年のりんかい線新木場ー東京テレポート間の部分開業にあわせて新製されたのが、70-000形である。
70-000形はJR東日本に車両検修を委託している関係で、当時の最新型であった209系を基本に設計されている。性能・車体構造とも209系そのものといっていいが、前面デザインがオリジナルであるほか、客室に関しては寒々とした209系とは似ても似つかぬ温かみのあるものとなっている。
りんかい線は2001年3月に天王洲アイルまで延長されてから、2002年12月に大崎まで開業して、全線開業となった。70-000形も増備され、総勢80両となった。
りんかい線は、新木場で京葉線に接続するほか、大井町で京浜東北線に接続する。JR東日本の路線として運営されたら、通勤客を中心にさらに利用されるように思う。
【撮影:佐野次郎 2009.6.7恵比寿駅】