現在の銀座線のルーツである浅草ー上野間はわずか2.2kmで、所要時間は5分でしたが、たいへんな賑わいを見せたそうです。ちなみに銀座線が新橋まで延長されたのが1934年で、現在のように浅草ー渋谷間の直通運転となったのは1939年のことです。
今では近代的なアルミ車体の01系電車に統一されている銀座線ですが、階段を下りるとすぐに改札があってホームがあるという駅も多く、地下の深いところを走る近年に建設された路線とは明らかに雰囲気が異なります。
写真の1001号は1927年に日本車輛で完成したもので、1968年まで営業運転に使用されました。地下鉄博物館ができる前は、神田の交通博物館に展示されていました。
【撮影:佐野次郎 2010.3.27】