千葉ニュータウン鉄道9000形は、1984年3月の住宅・都市整備公団千葉ニュータウン線小室ー千葉ニュータウン中央間4kmの開業に伴い2編成が製造されました。製造時は2000形を名乗っていました。2004年に千葉ニュータウン鉄道が設立され、鉄道施設と車両の保有が移管されました。また電車の運行と保守は北総鉄道が受託しています。
車体は18m・3扉のセミ・ステンレス製で、黄緑色・朱色・灰色の粘着テープを貼り付けています。座席は2-4-2人に分割され、エンジとオレンジ色に色分けされています。車内にはカーテン・吊手を設けていました。
制御装置は界磁チョッパ制御方式のACRF-H8130-771A、主電動機は出力130kWのMB-3231-AC2、補助電源装置はSIVのBS-482-Hです。台車はKHS-101/KHS-001、空気圧縮機はC-2000L、冷房装置はCU-71Dを装備しています。
写真の9008編成は、1983年11月に2001編成として日本車両で完成しました。当初は6両編成でしたが、1990年12月に日本車両で2401・2501を増備して8両編成となりました。1994年8月に9000形に改番され、9008編成となりました。2013年1月に廃車となりました。