2010/03/17

京成電鉄3300形(3324編成)

 京成金町線は京成高砂から常磐線の金町までを結ぶ路線です。2.5kmの短い路線で途中駅は柴又1駅しかありません。また柴又と金町の間は道路沿いの単線を走ります。
 京成高砂駅には金町線専用のホームがあるわけではなく、下り本線と共用の4番線に発着します。スカイライナーなどが通過するのと同じホームで金町線が20分間隔で運転されています。
 寅さんの柴又を控えるだけあって、ミドルやOLDの方々で金町線はかなり賑っています。巣鴨に通じる雰囲気かもしれません。
 写真の3324編成は1970年12月に日本車輛で完成したものです。40年選手というわけですが、昭和50年代の赤電塗装を再現して走っています。私は相互乗り入れ先の都営浅草線の5000形も似たような塗装で走っていたのを記憶してます。
【撮影:佐野次郎 2010.3.14柴又ー京成金町間】 

2 件のコメント:

  1. 映画『男はつらいよ』でもおなじみの赤電塗装は金町線での運用が多いようです。私にとっても京成電車といえばこの塗装です。昔は運転席の下あたりに、上野は三角、西馬込はだ円などの行き先表示板が、前面の真ん中には丸が急行、ひし形が特急などの札が下がっていました。
    金町線の柴又ー金町間は人力鉄道として開業していたものを京成が買い取ったらしいです。なぜ馬や牛ではなく人力だったのかはわかりませんが、力士やプロレスラーのような屈強な人が牽いていたのでしょうか。
    ちなみに、京成が人の輸送で営業をしたのはこの柴又ー金町間の人力鉄道だそうです。(高砂ー江戸川間の電気軌道開業より前に人車軌道を買収したため)

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  2. irifujiさん、コメントありがとうございます。

    おっしゃる通り、3300形のリバイバルカラー編成は、金町線の運用に入ることが多いようです。昔は京成も京急も行先表示の札を掲げていました。いまや幕式の行先表示が少なくなりLED全盛の時代で隔世の間があります。

    金町線は人力鉄道を起源としていることは知りませんでした。人車は昔東北で走っていなものが交通博物館で展示されていたような記憶があります。京成金町ー柴又間は路面電車が電車になったような雰囲気があったのですが、そういうわけだったのですね。

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