2010/03/28

地下鉄博物館301号

 地下鉄博物館は、東京メトロ東西線葛西駅の高架下にあります。1986年に開設され、2003年6月にリニューアルオープンしたとのことです。
 300形電車は1954年に丸ノ内線の池袋ーお茶の水間開業に際して導入された電車です。のちには標準的な仕様となったカルダン駆動を採用した初期の電車でもあります。
 丸ノ内線も今ではアルミ車体の02系に統一されていますが、90年代までは300形の改良増備形である500形なども主力として活躍していました。私は学生の頃、神保町の本屋街の帰りに後楽園駅から丸の内線に乗り、赤坂見附で銀座線に乗り換えて渋谷に出て、東横線で横浜に戻ったりしていました。
 写真の301号は1953年に汽車製造で完成したものです。1995年まで営業運転で使用されました。2003年に地下鉄博物館に展示されるまでは、中野工場で保管されていました。
【撮影;佐野次郎 2010.3.27】

2 件のコメント:

  1. 走っている途中、四ッ谷あたりで一瞬車内が真っ暗になる電車ですね。
    車内の端の方に簡易運転台?のようなモノがついていた記憶があります。

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  2. irifujiさん、コメントありがとうございます。
    おっしゃる通り、一瞬車内が真っ暗になる電車です。当時は当たり前のことでしたが、今そんなことがあったら怖がる人も出るかもしれませんね。
    写真の300形は改造により編成の中間に入っていました。簡易運転台のように見えたのは、おそらく300形の運転台だったと思います。

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