京王線7000系の7721編成は、2月6日から3月14日にかけて開催されている百草園〈もぐさえん〉梅まつりのヘッドマークを掲示して運転しています。期間中の土日には準特急と急行の一部が百草園駅に臨時停車します。
百草園は江戸時代の亨保年間に小田原城主大久保候の室である寿昌院殿慈岳元長尼が徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために松連寺を再建したことに伴いつくられた庭園です。昭和32年に京王電鉄に移管され、現在に至っているそうです。
梅の花が咲くということは春に近付いているということであります。このところ日照時間も長くなり、冬の盛りが過ぎたことを実感します。
話は戻りますが、岡崎三郎信康が自刃したのは、織田信長がその才能を恐れたからといわれていますが、家臣団の掌握に問題があり排除されたというのが真相なのでしょう。当時の家康は家臣の盟主ともいうべき存在で、信康と対立していた酒井忠次を敵に回すことなどできなかったのです。