東急東横線を走る5000系のうち1編成(5121F)がSDGsトレイン「美しい時代へ号」としてラッピングを施して営業運転に就いています。これはSDGsの理念と東急による取り組みを、展覧会のようにラッピングで表現したものです。
東急では東横線の他にも、田園都市線・世田谷線でSDGsトレインが走っています。予定では2022年9月まで運行されるとのことです。また阪急電鉄でもSDGsトレインが走っています。やはり鉄道会社ですので、電力消費の低減や再生可能由来エネルギー由来の電力調達が主な取り組みということになっています。
東急では1969年に導入された8000系で界磁チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを使用できるようにしましたが、車体の軽量化を進めた8090系や、VVVFインバータ制御を採用した9000系・5000系・5050系と電力消費量を削減する方向で進化が続いています。近年は様々な機器も増える中でも省エネ化は進められています。
写真の5121Fは2009年4月に東急車輌で完成しました。当初から8両編成で東横線で営業運転に入った5118F.5119F.5122Fとは異なり、田園都市線で10両編成で営業運転を行ってのち、2010年7月末から東横線での営業運転を開始しています。2012年4月に総合車両製作所で副都心線乗入れ対策工事を終えています。