18000系の車体は、軽量アルミによるダブルスキン構体を採用しています。客室内はラインカラーのパープルの色調を基本としました。座席は幅460mmのロングシートで、生地に織物柄を採用し、抗菌・抗ウィルス加工がされています。ドア上の17インチモニタやセキュリティカメラも現代の電車ならではの設備だといえるでしょう。バリアフリー設備についても従来の車両と比べるとずいぶんと進化が見られます。
10両編成で4M6Tとし、主制御装置はSiC素子を用いたVVVFインバータ制御で出力205kWの永久磁石同期電動機を制御します。補助電源装置は編成中にSIV2台を備えますが、電源の所要が少ない場合には1台を休止して、省エネを図ります。台車はボルスタ付き空気バネ台車FS-781形を装備します。車両制御情報管理装置により、ブレーキや各種機器を一元管理するようになっています。
写真の18101Fは2020年10月に日立製作所で完成したもので、2021年8月に営業運転を開始しました。18000系の増備により、2025年度までに8000系の置換えを完了する計画になっています。2003年の押上開業に際して導入された08系60両については、18000系による置換えの対象には含まれていません。
過去の記事から
東京地下鉄8000系(8101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/08/80008101f.html
東京地下鉄17000系(17101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/06/1700017101f.html
東京地下鉄8000系(8101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/08/80008101f.html
東京地下鉄17000系(17101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/06/1700017101f.html