2021/08/01

東京地下鉄8000系(8101F)

東京メトロ半蔵門線の8000系は、1981年から94年にかけて190両(10両編成19本)が導入されたものです。当初から東急田園都市線に乗り入れ、長らく活躍してきましたが、いよいよ後継となる18000系による置換えが始まります。
8000系の車体は軽量アルミ製で6000系・7000系の延長線上にあるデザインです。前面の傾斜や前照灯周りの造作が異なるので、よりシャープな印象を受けます。車内はアイボリー系の内装でぐっと明るくなりました。
制御装置は7000系のチョッパ制御を基本に改良したものです。台車は現在では採用例が多くなっているボルスタレス台車を初めて採用しました。東急線に乗り入れるために営団地下鉄(当時)では初めてワンハンドルマスコンを取り入れています。
写真の8101Fは、1981年2月に東急車輌で完成したものです。1988年4月に冷房改造を行いました。当初は8連で編成中の2両は1994年7月に日本車輌で完成したものです。2006年6月には大規模修繕を行い、VVVFインバータ制御に更新し、車内もリニューアルされました。