2021/08/23

東京地下鉄7000系(7127F)

営団地下鉄有楽町線(当時)用の7000系は、池袋ー銀座一丁目が開業した1974年から89年まで長きにわたって製造された電車です。千代田線6000系と車体・台車などがほぼ同じ仕様でしたが、これは6000系と同じ綾瀬工場で保守を行うためでした。
写真の7127編成は1987年7月に日本車両で完成したもので、営団成増(当時)ー和光市間の延長開業と東武東上線への乗入れに備えて増備された7000系の4次車に相当します。基本的な仕様は7121F~7126Fまでの3次車に準じますが、東武鉄道線への乗入れに必要な保安機器を当初から搭載していました。
当初から10連でしたが、3次車同様冷房準備車として落成しました。冷房準備車にしたことで屋根のカーブが強くなっています。これは同時期に製造された6000系・8000系と同じです。1990年5月に冷房改造が行われました。
2007年6月に副都心線対応工事を行い、大規模改修、制御装置と主電動機の更新が行われました。編成は4M4Tの8両編成に短縮されました。あわせて冷房装置を更新して能力を増強し、側扉の窓も大きくなっています。