2021/08/16

東京地下鉄7000系(7104F)

1974年に有楽町線の開通に合わせて導入されて以来、路線の延伸や運行区間の拡大に対応して増備や改造を繰り返してきた7000系も、後継の17000系の導入に伴い置換えが始まっています。有楽町線・副都心線共用の10連の代替が先行しましたが、副都心線用8連にも運行を離脱する編成が出始めています。
写真の7104編成は、1974年5月に川崎重工で完成したもので、7000系の1次車に相当します。当初は5両編成でしたが、1983年6月に川崎重工で中間車5両を増備して10両編成となりました。中間車は池袋ー営団成増間の開業に合わせて導入された3次車に相当します。
3次車は千代田線6000系4次車・半蔵門線8000系2次車の仕様を反映しており、冷房装置の準備工事を行い、側窓も1段下降式になっています。そのため7101Fから7120Fは、編成中で側窓の大きさが異なっています。1993年3月には冷房装置が装備されました。
車体の大規模改修により、1次車の田の字の側窓は1段下降式となり、行先表示がLED化されました。2004年8月には制御装置をVVVFインバータ制御に換装し、5M5Tとしています。その後、副都心線対応工事・東急東横線乗入れ工事を行いました。2021年3月に運用を離脱しています。

過去の記事から
有楽町・副都心線7000系〈7101F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2011/05/70007101f.html
有楽町・副都心線7000系(7102F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/06/70007102.html
有楽町・副都心線7000系〈7105F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/10/70007105f.html
有楽町・副都心線7000系〈7110F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/02/70007110f.html
有楽町・副都心線7000系〈7118F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2011/02/70007118f.html