2021/08/27

小田急電鉄60000形(60252F)

小田急電鉄60000形は日本初の地下鉄乗入れに対応した特急電車です。現在も千代田線に乗り入れていますが、以前乗り入れていた有楽町線には入線していないようです。地下鉄乗入れの他、JRの御殿場線乗り入れにも対応できるため20000形の後継としての役割も果たしています。
車体はアルミ合金製のダブルスキン構造となっています。新たに取り入れられたフェルメールブルーの塗色は地下鉄線内でも明るさを感じられることを考えて採用されたものです。客室については50000形の基本デザインを受け継いで、特急にふさわしいものとなっています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御で、主電動機は出力190kWの誘導電動機です。ブレーキは電気指令式でTIOSを通して制御されます。地下鉄に乗り入れるために非常用貫通路がありますが、流線形の先頭デザインの中で巧みに処理されています。
写真の60252Fは2007年12月に日本車両で完成したもので、60000形の1次車に相当します。60000形は2007年から2015年にかけて4次に分けて42両(6両編成5本・4両編成3本)が導入されました。

過去の記事から
小田急電鉄60000形(60251F)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/09/6000060251f.html
小田急電鉄60000形(60253F)
https://sanojiro.blogspot.com/2019/09/6000060253.html
小田急電鉄60000形〈60254F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2013/02/6000060254f.html
小田急電鉄60000形(60255F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/08/6000060255f.html

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