観光需要だけでなく通勤需要を取り込むためにボギー車方式を採用し、10両編成で定員588名と11両連接車の3100形の456両よりも大幅に輸送力を増強しています。車体は普通鋼製ですが、ブロンズ系の新しい塗装になりました。室内は広々としており、快適性も増しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御を採用し、主電動機は出力195kWの誘導電動機を装備しています。台車はボルスタレス台車ですが、ヨーダンパが取り付けられました。10両編成は6両と4両に分割でき、柔軟な運用にも対応できるようになっています。
写真の30055F+30255Fは、1999年4月に日本車輌で完成したもので30000形の3次車に相当します。70両が製造された30000形ですが、リニューアルが進んでおり当初の塗装を維持しているのは30055F+30255Fと30057F+30257Fの2編成だけになっています。
過去の記事から
小田急電鉄30000形(30057F+30257F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/08/3000030057f30257f.html