2021/08/26

東京地下鉄7000系(7130F)

有楽町線新富町ー新木場間の延長開業にあわせて増備された7128F~7132Fの5次車では、新製当初から冷房装置を搭載していました。写真の7130Fは、1988年4月に川崎重工で完成したものです。ちなみに同年には丸の内線02系・日比谷線03系・東西線05系の製造も始まっています。
1998年3月に始まった西武池袋線乗入れに対応するために、西武池袋線用のATS装置、列車無線装置などを新たに装備しました。速達列車にも充当されることになりましたが、新製当初からの貫通路上の種別表示窓は使用せず、LEDの行先表示に列車種別を併記することになりました。
2008年6月に開通した副都心線で使用するために、2007年7月に大規模な改修工事が実施されました。ワンハンドルマスコン・ATO運転・ホームドア制御・ホームドア状況確認等を盛り込んだワンマン運転用のユニット運転台に交換されました。
同日付で7630と7730を廃車し、4M4Tの8両に編成を短縮しました。制御装置と主電動機も更新され、冷房電源と補助電源を賄うSIVを装備し、冷房装置も能力増強型に更新されています。車内に設けられた案内表示器は3色LEDによる2段表示のものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿