2021/08/12

小田急電鉄3000形(3252F)

小田急3000形は、2001年に導入されてから増備が継続され、現在346両と最多勢力を誇ります。両数が圧倒的に多いので、利用する機会も多い形式となります。2000形以来7年ぶりの新形式で最初に登場したのは6両編成でした。
車体は2000形と同じくステンレス製ですが、側面は裾絞り形状をやめて直線となりました。また先頭車は1954年の2200形以来久々の非貫通式となっています。座席はバケットタイプのロングシートで、ドア上部にLEDによるスクロール式の案内装置を設けました。また側窓は遮光ガラスを採用し、カーテンを省略しています。
制御方式はIPM素子を用いたVVVFインバータ制御としています。集電装置は当初からシングルアーム式を搭載しました。台車は軽量化設計で軸梁式のボルスタレス台車TS-1026を装備し、車輪も防音タイプとなっています。
写真の3252Fは2002年1月に日本車両で完成したものです。最初の6両編成4本は側扉がワイドドアになっており、以降の3000形と窓割が大きく異なっております。また当時代替となって廃車となったのは2600形でした。

過去の記事から
小田急電鉄3000形〈3251F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2013/02/30003251f.html
小田急電鉄3000形〈3254F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/11/30003254f.html

0 件のコメント:

コメントを投稿