営団地下鉄(当時)が1974年の有楽町線(池袋ー銀座一丁目)開業に際して導入された7000系は、有楽町線の延伸に合わせて増備が行われ、輸送力増強を目的として最終の増備となった6次車である7133F・7134Fは1989年に導入されました。
車体は6000系に準じたアルミ製ですが、側窓は1983年度に増備された3次車から側窓が一段下降式で大きくなりました。それまでは田の字のような小さい側窓になっており、7101Fから7120Fは編成中の5両が3次車なので、田窓と一段下降式の側窓が混在していました。
7131Fを含む5次車は新富町-新木場間の延長開業に備えて増備されたもので、新製当初から冷房装置を搭載していました。3次車以降は冷房装置を搭載できるよう考慮されていましたが、1次車・2次車は新製当初は非冷房で、3次車も含めて1988年から93年にかけて冷房改造が行われました。
写真の7131Fは、1988年5月に東急車両で完成したものです。当初は10連でしたが、2008年2月に副都心線対応のリニューアルに際して8連に短縮され、中間車2両は廃車となりました。ちなみに副都心線対応のリニューアルで冷房装置も換装され、能力は2割程度強化されています。