2011/09/10

小田急60000形(60251F)

小田急ロマンスカーの最新型は、地下鉄に乗り入れできる60000形MSE(Multi Super Express)です。休日は北千住ー箱根湯本間の「メトロはこね」として走り、平日は通勤対応で走っています。
車体は一般的なボギー車で展望室もありませんが、50000形と同じデザイナーが手掛けているだけあってイメージには似通った面もあります。室内設備もグレードの高いものです。特筆すべきは、非常用の貫通路を装備していながら特急らしい華麗なデザインとなっていることです。
主回路はIGBT-VVVFインバータ制御で、通勤形の4000形と共通する機器を多く搭載しています。TIOSという情報管理システムにより、ブレーキ装置等を制御しています。ということは4000形のベースとなっているE233系を通して、「成田エクスプレス」用のE259系とも遠い親戚になるのでしょうか?
写真の60251Fは、2007年12月に日本車輌で完成したもので、60000形の1次車に相当しています。ちなみに60000形は「ブルーリボン賞」「グットデザイン賞」「ブルネル賞」を受賞しています。
【撮影:佐野次郎 2011.9.4 生田ー読売ランド前間】

2 件のコメント:

  1. 佐野さん、こんばんは。
    この電車、よく帰宅時に大手町あたりですれ違います。
    かなり利用者がいるようで、大手町でかなりの乗車率です。

    京成のスカイライナーも先代AE100の頃から、都営浅草線、京急線を通って羽田空港と成田空港を結ぶ構想があったようです。
    地下鉄線通過のため、前面に貫通路を設けたものの、実現しなかったのは、都営地下鉄に乗降扉が片側3つ以上の規定があったからとも、京急蒲田から空港線へのカーブを曲がれないからとも言われていますが、真相はどうなのでしょう。

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  2. irifujiさん、コメントありがとうございます。
    おっしゃる通り、大手町から座って、多摩方面などに帰れるのは相当な魅力で、利用率に現れていると思います。
    JRのグリーン車もそうですが、お金を払っても早く座って帰りたいと思う人が相当いるようです。

    AE100形の構想は、私も詳しくはわからないのですが、おっしゃる理由のほか、都営浅草線の東京駅乗り入れ構想も少しからんでいたかもしれません。
    成田空港と羽田空港の直通は、通勤形車両ですが、アクセス特急+エアポート快特で実現しましたね。

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