有楽町線用として1974年から89年にかけて340両(10両編成34本)が製造された7000系ですが、副都心線への乗り入れ対応や10000系電車への置換えにより、180両(10両編成6本・8両編成15本)まで整理されています。
7000系は1974年の池袋ー銀座一丁目開業にあわせて95両(5両編成19本)が1次車として投入されました。千代田線用の6000系を基本として、制御装置をAVFチョッパ制御というより進んだ方式に改良しました。
また貫通路の上には列車種別表示窓が設けられました。これは乗り入れ先の西武線などで、急行や快速として走るために設けた装備ですが、東武東上線や西武池袋線に乗り入れるようになってからも結局使用することはありませんでした。
写真の7119Fは1974年10月に東急車輌で完成したもので、1次車のラストナンバーに相当します。1983年4月に東急車輌で中間車5両を増備して10連化、1999年12月に新木場CRで制御装置をVVVFインバータに更新、2008年4月に新木場CRで副都心線乗り入れ対応工事・8連化を行っております。