東京メトロでは副都心線の開業により、新線建設計画が完了し、キャッシュに余裕が生まれているのか近年精力的に新車の投入を進めています。千代田線でも2010年11月から新鋭16000系電車が運転を開始しました。
16000系の車体は、アルミ合金製ですが、歪みのない高精度な技術によって製作されています。前面形状もスマートなスタイルとなっています。近年の通勤電車としては出色のデザインといえるのではないでしょうか?
主回路はIGBT-VVVFインバータ制御で、永久磁石同期電動機の採用により、近年の電車では一般的な誘導電動機よりもさらに消費電力を削減しています。またモノリンク式ボルスタ台車を採用して、現在主流のボルスタレス式に比較して調整を容易にしています。
写真の16101Fは、2010年10月に川崎重工で完成したもので、16000系の1次車に相当します。16000系は2012年までに160両(10両編成16本)が揃う予定になっています。