2011/09/06

小田急電鉄30000形(30051F+30251F)

私にとって小田急の「ロマンスカー」といえば、3100形NSEの印象が一番強いものでした。子供の頃よく読んだ図鑑や、カラーブックスなどでは3100形が主役でしたし、大きくなってから実際にロマンスカーを利用するようになってからも、やってきたのはたいてい3100形でした。
その3100形の置換用として1995年から99年にかけて70両(6両編成・4両編成7本ずつ)が製造されたのが30000形です。3100形以降のロマンスカーを特徴づける展望室もなければ、連接車でもないというロマンスカーらしからぬ電車です。
というのも観光利用よりもビジネス客や帰宅時の利用が増えていることに対応しているからなんですね。10両編成での定員は588名と7000形より130名多いのです。しかも座席もゆったり、窓も大きく快適な電車です。
写真の30051F+30251Fは1996年1月に日本車両で完成したもので、30000形の1次車に相当します。現在、小さくですが「がんばろう日本」のステッカーを掲示して、営業運転に就いています。
【撮影:佐野次郎 2011.9.4 生田ー読売ランド前間】