近年の車両は無塗装を導入のメリットとするステンレス製車体にあえて全面塗装を施しています。当初のアルミ製車体のグループに比べると側面の平滑感などやや印象が異なりますが、銀色の電車ばかりの昨今では快挙ということができるでしょう。
7次車で車体がステンレス製になって以降、なくなってしまった車端部のクロスシートも片側が復活しています。600形のようにクロスシートで製造されても、ロングシート化されるように首都圏ではクロスシートの全面的な採用は難しいように思いますが、選択肢が用意されているのはやはり良いことです。
写真の1649編成は2018年12月に川崎重工で完成したもので、1000形の18次車に相当します。2018年度は1000形は1649編成を含めて42両(6両編成7本)が増備され、片側4扉のためホームドアに対応できない800形の代替が進められました。