2018/09/15

京浜急行電鉄1500形(1701編成)

京浜急行1500形は、先代1000形に代わる汎用車両として1985年から93年にかけて合計166両が製造され、現在も快特から普通まで主力として活躍を続けていますが、1701編成だけが2013年9月に廃車となりました。
廃車の理由は2012年9月24日深夜に追浜ー京急田浦間で発生した土砂崩れに起因する脱線事故に遭い、大きく損傷したためです。大雨により線路内に土砂が堆積しており、非常ブレーキを使用しても間に合わなかったそうです。
1701編成は1990年8月に東急車輌・川崎重工で完成したもので、1500形で新製当初からVVVFインバータ制御を採用した最初の編成です。翌1991年には主回路に界磁チョッパ制御を用いた1549.1644.1650編成が製造されたあと、92年に1700番台の製造に移行し1707.1713編成、93年に1719.1725.1731編成が製造されました。
2006年には1700番台では初めて更新修繕を実施しました。2013年9月に廃車になりましたが、損傷の少なかった8号車であった1706号だけは廃車後も解体されず、金沢検車区で訓練用に保管されています。