2018/09/19

京浜急行600形(603編成)

3扉・クロスシート・地下鉄乗入れという新しいカテゴリを開いた京急600形電車ですが、扉間ロングシート化・車体更新工事の施行により、現在では新1000形アルミ車に近い電車となっています。
車体で目立つのが、前面の「600」という形式名のワイパーカバーの打ち抜きです。これは新1000形アルミ車・2100形と同じデザインなので、3系列で京急の新型電車という共通イメージを打ち出しています。
また前面のスカートが換装されたのも、600形の更新前とは印象が異なる理由の一つです。その他車内には、近年の電車では標準装備に近い出入口上のディスプレイが設置されています。細かな仕様変更により、最新の電車に近い車内になっているといえそうです。
写真の603編成は、1995年3月に東急車輌で完成したもので600形の2次車に相当します。2007年3月に扉間の腰掛をロングシート化し、2010年7月に車体更新工事を完了しています。近年前面の表示器をLED化しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.3 京急田浦ー追浜間】

過去の記事から
京浜急行600形〈603編成〉 ※車体更新前
https://sanojiro.blogspot.com/2010/02/600603.html
京浜急行600形(603編成) ※車体更新後 前面表示器LED化前
https://sanojiro.blogspot.com/2012/05/600603.html

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