2018/09/24

京浜急行2100形(2141編成)

京浜急行2100形は、1998年から2000年にかけて80両(8両編成10本)が製造された2扉・クロスシートの電車です。2000形の後継車両に相当し、外国製品を取り入れて新製コストの低減を図りました。
車体は軽量アルミ製で、前面デザインは600形を基本としています。車内は京急では初めて転換クロスシートを採用しました。車体更新工事により、車端部近くの側窓が開閉可能となり、出入口上部には液晶ディスプレイによる案内装置が設けられました。
主回路はシーメンス社のGTO素子のインバータ装置を採用しました。電動機を制御するための動作音が音階のように聞こえると話題でしたが、現在は国産の動作音の少ないIGBT素子の制御装置に換装されたため聞かれなくなりました。
写真の2141編成は、1999年4月に東急車輌で完成したもので、2100形の3次車に相当します。2014年2月に主回路を換装し、2017年3月に車体更新工事を完了しました。両工事とも2100形として最終の施工となりました。
【撮影:佐野次郎 2018.9.5 屏風浦駅】

過去の記事から
京浜急行2100形〈2141編成〉 ※主回路換装・車体更新前

0 件のコメント:

コメントを投稿