車体はアルミ製で、省エネを目的として軽量化されています。外観デザインは丸みを帯びた都会的かつ親しみやすいフォルムとされました。室内は「浅草」のイメージを表現し、柔らかな意匠となっています。
制御装置はVVVFインバータ制御を採用し、主電動機には容量165kWの誘導電動機を採用して保守の省力化と機器の小型・軽量化が図られています。行先表示は当初からLED式を採用していました。
写真の5301編成は、5300形のトップナンバーで1991年3月に日立製作所で完成したものです。後継となる5500形の投入に伴い、既に運用を離脱して2018年8月1日に総合車両製作所に回送されました。そのまま廃車となるものと思われます。
【撮影:佐野次郎 2013.4.14 四ツ木ー立石間】