2019/12/29

国立科学博物館 D51 231

上野公園内にあります国立科学博物館には、D51形蒸気機関車の231号機が保存されています。屋外ではありますが、さすがは国立科学博物館、管理の行き届く保存場所ではないかと思います。
このD51、一目でそれとわかる北海道形であります。切り詰めたデフレクター(除煙板)に補助の前照灯など、通常のD51とは異なる装備があります。小生にとっては身近な本牧市民公園のD51とはやはり印象が違います。
蒸気機関車の引退から既に40年以上が経過したにも関わらず、動態保存があり、多くの静態保存も現存しております。中には老朽化や管理が追いつかなかったりで、姿を消した保存機も多くありますが、蒸気機関車には尽きない魅力があるのでしょう。
写真の231号機は、1939(昭和14)年3月に国鉄長野工場で完成したものです。新潟、吹田、亀山、盛岡機関区で活躍し、1968年3月から北海道に転じました。1976年3月に廃車となりましたが、最終配置は追分機関区でした。
【撮影:佐野次郎 1992.7.26】