EF200形電気機関車は、JR貨物が初めて新規に導入した形式で、1990年に試作車が完成しました。1992年から93年にかけて、東海道・山陽本線の輸送力増強を目的として、20両が完成しました。
本来、東海道・山陽本線で長大編成のコンテナ列車を牽引することを主な任務としているEF200形でしたが、2010年の撮影当時には根岸線にも入線していました。土曜日の午後に石油輸送で根岸線を通る貨物列車の設定があったのです。
写真の2号機は、1992年5月に日立製作所で完成し、新鶴見機関区に新製配置されたものです。1999年4月に吹田機関区に転属しました。EF64形・EF65形など国鉄時代に製造された電気機関車に先立っての全機引退となりました。
【撮影:佐野次郎 2010.3.6 山手駅】
過去の記事から
EF64形1000番台(1019号)
EF65形F型(534号)
EF200形〈13号〉
EF210形〈146号〉