2010/02/14

EF200形(13号)

 EF200形電気機関車は貨物列車の長編成化と高速化を目的として導入された電気機関車です。JR貨物が初めて新規に設計した機関車でもあり、1990年に試作車の901号が完成しました。
 当時は東海道線の輸送力が逼迫しつつあり、貨物列車より足の速い寝台特急も走っていたので、EF66形よりも強力な機関車が求められました。VVVFインバーター制御を採用し、出力は6000kw〈EF66形は3900kw〉と国内最強です。また平坦線では最高速度120km/hという高速性能をも持っています。
 1992年には量産車が登場し、次世代の電気機関車として期待されましたが、経済情勢の変化により1993年の20号機を最後に製造が打ち切られ、EF66形と同等の出力を持つEF210形が製造されることになりました。
 写真の13号機は1992年12月に日立製作所で完成し、新鶴見機関区に新製配置されました。現在では吹田機関区の配置となっています。