600形は側面の窓も大きくなり、少し丸みを帯びた前面のデザインともあいまって明るいイメージの電車となりました。塗装もクロスシート〈向い合わせの座席〉を持つ電車であることを示す窓周りも白い塗装となりました。
現在では、通常のロングシート車である新1000形が窓周り白で登場し、600形も8連はすべてロングシートに改造されたので、窓周り白=クロスシートという公式は崩れています。
車体は1500形から大きく変化した600形ですが、走行機器については1500形のVVVF車とほぼ同じものとなっています。
写真の602編成は1994年3月に川崎重工で完成したものです。2010年2月に京急ファインテックでロングシート化と更新修繕を行っています。602編成の改造で600形の8連はすべてロングシートになりました。