2010/02/12

京浜急行1500形〈1607編成〉

 京浜急行1500形は、1988年の増備車から車体がアルミ合金製となりました。大形押出形材を使用し、戸袋窓を廃止するなどして先頭車では鋼製車に比べて3.5t、中間のモーター付き車両で4.0tの軽量化を達成しています。
 車番は1600番台が新たに起こされましたが、走行機器は基本的に鋼製車と同じです。オールMを基本とした1000形とは異なり、8連では6M2Tと経済化が図られています。
 私は高校に通学していたころ、いつのまにか根岸線の新杉田駅から富岡にある高校まで歩くようになっていました。最初は杉田から京浜富岡まで京急に乗っていたのですが・・・。ある日通学途中にピカピカの1500系アルミ車が新逗子行きの急行で走る姿を見たのを鮮明に覚えています。戸袋窓のない電車は京急では初めてだったので、印象が強かったわけです。
 写真の1607編成は1988年1月に川崎重工で完成したものです。6連で登場しましたが、今では8連に組み替えられています。
【撮影:佐野次郎 2009.12.29新大津ー北久里浜間】