2010/02/14

253系200番代(クラNe202編成)

253系200番代は2002年に成田空港の滑走路増強やサッカーのワールドカップ開催に伴い、特急「成田エクスプレス」の輸送力増強が必要となることから12両〈6両編成2本〉を製造したものです。253系としては5次車に相当します。 
車体の構造は既存の車両と同じですが客室構造の見直しが行われ、普通車は向い合わせのボックス席をやめて、特急車としては一般的な回転リクラインニングシートに改めています。またグリーン車についても2-1人掛配置となりました。荷物棚については、忘れ物防止のため一般的な開放式に変更されました。
 主回路は既存車と同様の界磁添加励磁制御方式ですが、主制御機、主電動機、励磁装置などは205系通勤形電車の転用改造に伴う発生品を利用しています。また台車については乗り心地向上のための仕様変更を行い新形式となっています。
 写真のNe202編成は、2002年4月に東急車輛で完成したものです。成田エクスプレスがE259系に代替されたあとは、日光方面の特急への転用が噂されていますが実際にはどうなるのでしょうか?

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