2010/02/06

東京地下鉄6000系(6130F)

 東京メトロ千代田線はJR常磐線・小田急線と相互直通運転を行っていますが、三社の中で唯一直通運転開始当時から走っていた6000系電車が主力として活躍しています。常磐線の103系1000番台はJR西日本で105系化された車両が残るだけになっており、小田急9000系は全車廃車になっています。
 6000系は1968年から1985年にかけて369両が製造されましたが、現在も全車が健在で綾瀬検車区に配置されています。当時としては斬新なデザインで、現在でもそれほど古臭いとは感じません。また軽量アルミ車体にチョッパ制御と高価な電車であるということもいえます。
 今年になってから不死身の?6000系にも後継車両の投入がアナウンスされました。16000系が来年より走り始めるそうです。現在主流の誘導電動機よりさらに省エネルギーに優れた永久磁石式モーターを装備するとのことです。営団時代からの最新技術を積極的に導入するというDNAが東京メトロに継承されているといえるでしょう。
 写真の6130Fは6000系の5次車として1984年12月に近畿車輛で完成し、綾瀬検車区に新製配置されました。主回路をVVVFに換装する大規模な更新修繕を既に行っています。