2022/05/12

EF64形1000番代(1019号)

国鉄からJRへの移行期には、画一的であった車両の塗装を地域独自の塗装に改めることが行われました。常磐線の中距離電車や、広島地区の115系3000番代などから始まり、各地に広がっていったように記憶しています。
JRへ移行して既に四半世紀を経過した現在となっては、車両の世代交代も進み、オリジナルの国鉄時代の塗装に希少価値が出て、もてはやされるようになっています。もともと車両オリジナルの塗装ですから、デザインとしてもはまっているのでしょう。
上越線で使用されてたEF58・EF15・EF16形を置き換えるために1980年から1982年にかけて53両が製造されたEF64形1000番代も、JR貨物への継承機を中心に塗装が改められ、オリジナルの塗装を保つ車両は少なくなっています。
写真の1019号機は、1981年7月に東洋電機・川崎重工で完成したもので、八王子機関区に新製配置されました、1986年3月に高崎第二機関区に転属しています。2010年3月には愛知機関区に転属しています。これは高崎機関区・岡山機関区のEF64形を集約したものです。2018年度に廃車となりました。